Jeepレネゲードの坂道発進で一瞬下がる問題を考えてみた。




レネゲードの口コミサイトやYouTubeのレビューに度々出てくる、坂道発進で下がる(落ちる)という話。ほとんど読むことのない取扱説明書をベースに考えてみます。

いちユーザーの意見なので、間違ってたらこっそり教えて下さい。。。笑

結論として、以下の2点でほぼ回避することができます。

① 手動で電動パーキングブレーキを作動させる。
② START&STOPシステム(アイドリングストップ)を解除する。

それでは、詳しく見ていきましょう。

■ヒルスタートアシストがあるじゃないか

そもそも、レネゲードの全グレード共通機能として坂道発進サポートする「ヒルスタートアシスト」がついています。

では、さっそく取扱説明書を開いてみます。

ヒルスタートアシスト(坂道発進補助機能)は、ESCに組み込まれている機能のひとつです。・・・略・・・坂道発進時にブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルを踏み込むまでの最長2秒間、自動ブレーキを作動させ坂道で車が下がらないように補助します。

この機能があれば、坂道発進も安心ですね!
2秒間自動ブレーキが作動してくれれば、余裕をもってアクセルを踏み込むことができます。

ただし、「ひとこと」という項目があり、だんだん雲行きが怪しく・・・

ひとこと
約5%以上の路面勾配を検知し、進行方向に対して上り勾配のとき、前進または後退のどちらでも坂道発進を補助できます。
5%の勾配とは、100m進んだときに5m高く(低く)なることを示します。

勾配5%・・・高速道路の勾配の上限は約6%なので、5%以上となるとそこそこ急な坂道ですね。

という事は、5%以下の緩い坂道だと検知してくれないのです。

さらにアドバイスにはトドメのひと言が。。。

-アドバイス-
上り坂で停止中にSTART&STOPシステムによりエンジンが止まったときは、ヒルスタートシステムは作動しません

そうです。アイドリングストップしていると作動しないのです。

つまり、ゆるい坂道は、下がることがあるということです。

もちろん、ゆるい坂道なので、後ろの車に追突するほど大きく下がることはありませんが、なかなか慣れるものじゃないし、毎回ヒヤッとするのはストレスなので、状況を整理しつつ、対策方法も考えてみました。

■下がる状況はグレードによって違う

坂道発進で下がる状況は、次の2パターンあります。

① FF車(ロンジチュード、リミテッド)の坂道発進
② 4WD車(トレイルホーク)のアイドリングストップ作動時の坂道発進

これはグレードによって駆動方式が異なるからです。

【ロンジチュード】と【リミテッド】
駆動方式:前2輪駆動(FF
トランスミッション:6速乾式デュアルクラッチオートマチック(6速DCT

【トレイルホーク】
駆動方式:4輪駆動(4WD
トランスミッション:電子制御式9速オートマチック(9速AT

①FF車(ロンジチュード、リミテッド)の坂道発進

【ロンジチュード】と【リミテッド】は、FFと6速DCT(説明書ではTCT)の組合せです。この6速DCTの特性で、坂道発進で下がる状況があります。実際に代車のロンジチュードに乗ったときに感じました。

説明書の「TCTのクリープ現象」には、以下のように記載があります。

TCTは一般的なトルクコンバーター式AT車とは異なり、常にクリープ現象が生じるわけでは有りません。ただし、低速時の運転を補助するため、電子制御による「半クラッチ」機能を利用し、必要に応じてクリープ現象を発生させています。

つまり、【ロンジチュード】と【リミテッド】は、電子制御で「クリープ現象」を発生させています。

この「クリープ現象」の発生のタイミングが遅い、もしくは力が弱いことで、ブレーキからアクセルに踏み変える時に、一瞬下がってしまうんだと思います。

対策としては、マニュアル車の坂道発進のように、停止時に手動で電動パーキングブレーキを作動(レバーを引く)するしかなさそうです。

レネゲードの電動パーキングブレーキは、アクセルを踏むだけで解除できるので、下がることなく、余裕を持って発進できます。

<対策方法>
電動パーキングブレーキを作動させる。

②4WD車(トレイルホーク)のアイドリングストップ時の坂道発進

4WDと9速ATの組合せのトレイルホークは、しっかりクリープ現象が生じるので、基本的には下がりません。ただし、アイドリングストップの作動時に、下がることがあります。

この下がる原因は、ブレーキを離してからエンジン始動までのタイムラグだと思われます。

実際にわが家のトレイルホークで体験したのは、渋滞中の上り坂で車を停止させすぐに発進させようとしたら、アイドリングストップが作動して、アクセルを踏んでも前に進まず、1秒程度下がるというものです。

アイドリングストップそのものをオフにすれば、下がることはありませんが、スイッチでオフにしても次に乗るときには自動的にオンになるので、いちいち面倒。。。

レネゲードのアイドリングストップは、ブレーキを完全に離さなくても少し緩めるだけでエンジンを再始動できます。なので、発進する少し前にエンジンを再始動するようにしてます。

こうすることで、坂道で下がらないと同時に、エンジン再始動からアクセルまでワンテンポ遅らせ、スムーズに発進できるようになります。

ちなみに、前車のスズキハスラーは、アイドリングストップ時でも下がることはなかったので、改めて完成度の高さに驚かされます。

<対策方法>
・アイドリングストップを作動させない。
・発進前に、ブレーキを緩めアイドリングスストップを解除する。

■さいごに

レネゲードを買ってから後悔しないためにも、試乗時にぜひとも確かめてみてください。

ぼくとしては、後悔するような致命的な欠陥ではなく、うまく付き合っていけば大したことではないと思ってます。